「あっ!やっと来た!ハリー、遅いじゃないか!もう整列だぞ?!」
「ご、ごめん・・・!」
ウッドがあせあせとに近寄って、の腕を掴み、整列するフィールドに引っ張った。
(み、皆やっぱり気づかないんだ・・・!)
はいつばれるかと言う不安と、目の前の観客の痛い程の歓声で心臓が張り裂けそうだった。
「こ、こんなにプレッシャーがかかるなんて・・・!うう、声援が痛い・・・」
はしょげしょげとウッドについていった。
が、ふと目にした2つの赤い頭。
(ふっ!!!フレッドとジョージだぁっ///本物だっ!どうしよ!あぅ!どうしよ〜!!)
→いや、どうもしなくて良いんだけど;
は顔がどんどん熱くなっていくのを感じた。
すると、ジョージと目が合い、悲惨な事には、
そのすぐ後に、フレッドとジョージに肩組みをされてしまった。
「よう、ハリー!あまりにも遅いから心配してたんだぜ?
さすが俺たちのシーカー、よく来てくれたよ。」
「やっぱ俺たちにはハリーがいないと勝利なんてありえないからな!
ハリーを勝るシーカーを、ジョージ、君は知っているかい?」
「おいおい、愚問は辞めてくれないか?フレッド。
そんなのこのホグワーツのどこを探してもいるはずがないだろう?」
「あはは///ふ、フレッドもジョージも・・・その・・・ありがとう・・・///」
「なんだいなんだい?やけに今日は律儀だな!
とにかく試合頑張ろうぜ!期待してるよ、名シーカー!」
(ぎゃあ〜///ごめんなさい!私、ハリーじゃないの〜!!)
そう言えたらどんなに楽だったか。
は肩組みされた状態で心臓がバクバクと飛び出しそうになり、動揺を隠しきれなかった。
やっとの事で2人は手を離してくれて、皆箒にまたがった。
ハリーに借りたニンバス2000にはまたがり、その緊張感と不安から逃げ出したくなった。
観客席には、ロンとハーマイオニー、それからケイトにジュリアンとロミナ、
帽子をかぶった本物のハリーポッターが大きく応援していた。
(ハリー!ヘルプゥ〜!!(涙))
ロンもハーマイオニーも、ハリーも状況が解っているからこそ大声で誰よりも応援していた。
ハリーは声を出すとばれてしまうんじゃないかとは心配したが
その声が聞こえないほどに周りが応援しているんだろうと思った。
「皆、位置について?」
フーチの合図で皆一斉に地面をけり、勢い良く空に上がった。
目の前にやってきたのはドラコだった。
「やぁ、ポッター。よく試合に出られたな?腕のほうはどうなんだ?」
はむすっと怒った。
女言葉にならないように細心の注意を払った。
「五月蝿いな、マルフォイ。腕なんか、なんともないよ」
「なんともない?うそはやめろ。お前のその右手は折れているんだ」
ドラコはの腕めがけて突進した。
あまりの事には驚いたがぶつかられてしまい、危うく箒から落とされそうになった。
勿論腕が折れているはずがない。
私は・なんだから。
しかし、こんな体当たりをされてひるんだのは無理もない。
「「ハリー!!!」」
フレッドとジョージがブラッジャーを殴りつけながらを助けに来た。
「フレッド!ジョージ!あ、その・・・これは・・・ごめん」
が謝ると、フレッドとジョージはそんな事など聞きもせずに笑った。
「何言ってるんだ、ハリー、君は悪くない!」
「おい!次にハリーに変な事したらご自慢の顔めがけてブラッジャーを投げつけてやるからな!」
「はん、いいだろう。お前等のような醜い髪の色になるくらいならずっとましだ。
魔法界の恥さらしめ。そのボロボロの箒なんかが役に立つのかな?」
ドラコの言葉に、誰よりもキレタのはだった。
「黙れよ!マルフォイ!赤毛のどこがダメだって!?
凄い綺麗な色じゃないか!僕は銀髪なんかよりずっと華やかで素敵だと思うけどね!
僕にいわせてもらえるならば、素晴らしい血筋であるはずの君のお父さん自身が
魔法界を乱している人物の代表だと思う!
試合前に階段から突き落としたりなんていう汚い手を使う事は、
お父さんに教わったのかな?マルフォイ!」
ドラコは、くっと悔しそうな顔をした。
は怒り絶頂で、もう緊張感も不安もなかった。
「ポッター、あまり調子に乗るとそのご自慢の傷が更に深く掘り込まれる事になるぞ・・・!!」
「君が羨むこの傷かい?できるならやってごらん。僕の友達を侮辱した罪はでかいぞ!
それ以上文句があるならスニッチをとってからにしろよ!この勝負、絶対に僕が勝つ!!」
フレッドもジョージもただぽかんとブラッジャーを叩き続けた。
アリシアの周りのブラッジャーをはじいたあと、2人はに向かって大声で叫んだ。
「ハリー、なんだか今日は一段と凄いぜ?!」
「俺たちも負けてられないな!!」
「「ハリー!頑張ろうぜ!!」」
ドラコの悔しそうな顔をみて、観客席でロンとハリーが飛び上がった。
はこの勝負は負けられないと思った。
(フレッドとジョージを馬鹿にした罪は重いわよ!絶対勝って見せるんだから!!)
フレッドとジョージはすぐに持ち場に戻った。
双子と普通に会話ができている自分が嬉しくて、
このままハリーの姿で居たらフレッドとジョージと普通に会話ができるんだと思うと、
は自分の姿に戻っても良いのかと考えてしまった。
しかし、今はそれどころではない。
試合開始からもう10分たっている。
スニッチを30分以内に見つけて早く試合を終わらせないともとの姿に戻ってしまう・・・
は目を光らせた。
ぴったりとドラコがマークについている。
が箒で八方に飛ぼうとしてもドラコが邪魔で早く移動できない。
これではスニッチを見つけても到底取れない!!
ああ、信じられない!この男!!いつもハリーにこんな意地悪してるのね?!嫌な奴だ〜!!(いらいら)
「マルフォイ!邪魔するなよ!!」
「ポッター、随分弱気じゃないか。
僕に勝つといっておきながら、さっきからほとんど動けていないぞ?(にやにや」
「っ・・・!君は本当に嫌な奴だなぁっ!もうちょっと人の気持ちを考えないの?」
「は?ポッター、お前、何を言っている?
試合に勝てるか不安で頭がおかしくなったんじゃないのか?」
フレッドとジョージがの台詞を聞いて爆笑した。
「あはははっ!ハリー!そういう嫌がらせないい方もありだな!!」
「えっ!?!?そ、そう??かな・・・?」
は明らかに、ぽっと頬を染めた。
「ああ、ハリー!今日のお前、なんか可愛いぜ♪」
(か〜わ〜い〜だって〜!!!きゃあ!ど〜しましょ!
もう、もうどうしよ〜〜!!!でも私は今ハリー・・・ああ、ハリー、悔しいよぅ・・・)
が顔を赤くしてビュンビュンとんでいると、ウッドがゴール前で何か言っているのが聞こえた。
「ハリー!遊んでないで早くスニッチ捕まえろ!!」
あっ。
が気づくと、グリフィンドールに点が入れられていたようだ。
グリフィンドール対スリザリン。
現在、20対30。どうやらは試合を甘く見ていたらしい。
試合中に他の事を考えるなんて・・・!
しかし、はドラコが邪魔で本当に動けそうになかった。
でも、大切なことを忘れてはいけない。今はハリーの姿なんだ。
授業中は大胆に飛べなくても、ここでなら大丈夫!
ハリーになったように、この試合、楽しませてもらうわ!!
ふと、視界の端、スリザリンのゴール近くに金色に輝くスニッチを見つけた。
ドラコは気づいていない。
しかし、はわざわざドラコに言った。
「マルフォイ?僕に負けたら、ハリーに土下座だよ」
【ビュン!!!!】
は勢い良く正面に加速した。
ドラコはがスニッチに向かって箒を飛ばした次の瞬間には
同じように急いでスニッチを追いかけた。
「ポッターに土下座?お前、言ってる意味が解らないな!ついに頭まで狂ったか?」
はあえて無視した。
今自分は最高に試合に集中していた。
視界に入った大勢の生徒、先生。
しかし、凄いスピードでフィールド内を逃げ回るスニッチを追いかける。
風が耳元でわんわん鳴る。
このスピードなのに、は視界に入ったフレッドとジョージだけは見逃さなかった。
走りながらもドラコはガンガンと身体をにぶつけて箒から落とそうとする。
「きゃああ!!」
生徒の何人かが悲鳴をあげた。
レイブンクローの席のすれすれまでスニッチを追いかけて凄いスピードで走る。
の箒の使い方と言ったら、ハリーも驚かずにいられなかった。
「あんな天才シーカー、凄いよ・・・ひょっとしたら僕よりうまいかも・・・」
「だから言ったでしょう?あの子は箒の名手だって!!」
スニッチは急に方向転換をして地面の方に向かった。
バランスを一瞬崩したその瞬間に、がドラコをどんっと押す。
「わっ!!」
ドラコがマヌケにひっくり返りそうになって、危機一髪のところで箒にしがみついた。
はわざとにこりと笑ってくるっと逆さ刷りになってあっかんべーをした。
「フレッドとジョージを馬鹿にした罰だよ、マルフォイ」
「―っ!!」
ドラコとはまたも、下の方に向かったスニッチを追いかけた。
怒りに任せてさっきよりきつめに体当たりしようと試みるドラコだが
の箒があまりに上手いので避けられてしまう。
スニッチは、すぐそこまで来ていた。
地面すれすれ・・・!!でも、もう少しでならば追いつく。
箒の柄が の方が少し突き出した。
しかし、問題は起こった。
「ジョージッ?!」
「ハリー!」
下にいたのはジョージ、そう、ジョージは下からめがけてやってくるブラッジャーから
を守る為にここに居たのだ。
ブラッジャーをジョージが叩いて飛ばしてくれないとの顔はつぶれる。
しかし、ジョージがそこにいればジョージに思い切りぶつかる。
ドラコは横で大声で叫んだ。
「どけ!ウィーズリー!!!」
しかし、ジョージはどかなかった。
スニッチはすぐそこだ。
は手を伸ばした。
・・・もうちょっと!!!!
ジョージはもうすぐそばだった。
【がつん!】
をブラッジャーから守った。
ジョージはすぐににげれば逃げれただろう。しかし、逃げずにの方を振り返った。
え!?
そう思ったがもう、とまらない。止める気もない。
≪ザッ!!!!!!!!!!≫
観客席から悲鳴があがるのをは聞いた気がする。
はきっと大怪我をしただろう。
そう自分で思った。
「いっててて・・・!!」
が目を開けると、そこには地面に横たわるジョージの上に乗っていた。
「じょ・・・!?」
「へへん、ハリー。お前を受け止めて見せたぜ?怪我はないだろ?」
・・・・?!
「うそ・・・!」
は、驚きすぎて状況が飲み込めなかった。
なんて凄い人。
友達を守る為に迫りくる私たちを避けもせず、
ブラッジャーを叩く為にそこにいて、私を守る為にそこにいてくれたの?
「嘘?!そ、そんな・・・ジョージ、怪我はない?だいじょ・・フフッフフフッ!!」
「?ハリー?どうしたんだい?急に・・・」
「あははははっ!く、くすぐった・・・!!」
【ポンッ】
の胸の辺りから、スニッチが飛び出して、とっさにはそれを掴んだ。
はちゃんとスニッチをとっていた。
「や・・・やった・・・!!!やったぁ〜!!」
は満面の笑みで、太陽きらめく大空に向かってその腕を突き上げた。
が無事か確認しようとざわめいていた観客席がいっきに爆発した。
激しい波のように跳ね上がるグリフィンドールの席に
確かにはハリーの嬉しそうに笑う姿を確認した。
「ああ!ハリー!本当、本当に!!
君はいつも我チームに幸運をくれる・・・!優勝だ・・・!優勝したぞ!!!」
ウッドが目に大玉の涙をためて叫んだ。
「ハリー!ハリー!無事か?!ハリー!よくやった!
ハリー!最高さっ!まさに君は最高のシーカーだ!!!」
フレッドが心配しながらも、歓喜のあまりをぎゅうと抱き締めた。
アリシア、ケイティ、アンジェリーナも箒から降りてこちらに走ってくる。
ドラコは驚いた顔をして上から眺めていた。どうやら寸前で諦めたらしい。
試合だけでなく、の勇気に、ドラコは見事に負けた。
フレッドとジョージに抱き締められ、まさに燃えてくる顔。
フィールドに流れ込む赤い波。
はその歓声の方を向いた。
ハーマイオニーがトップだ。
嬉しさに涙で頬をぬらしていると思ったが、ハーマイオニーは全く逆、恐怖に顔を歪ませていた。
そしてそれは、歓声の中でもにだけははっきりと聞こえた。
「!薬が切れるわ・・・!!!早く―」
聞き終わるかのうちだった。
心臓がどくんと鳴った。
―そうだ、今私は・・・―
急に心臓が締め付けられ、胸が焼け焦げ内臓が煮えてしまいそうなほど熱くなってきた。
息が・・・苦しい・・・!!
は胸を押さえて、ぐっと呻いた。
「「ハリー?!」」
フレッドとジョージのショックの声をすぐ傍で聞いたはずなのに、
随分遠くに聞こえたのは、そこでが意識を失ったからだった。
「ん・・・」
目が覚めると、そこは医務室のベッドの上だった。
は状況を思い出せなかった。
「あ!気づいたぜ、フレッド!!」
見るとそこには、二つのおなじみの顔が並んでいた。
の大好きなあの双子だ。
「あっ!!」
は全てを思い出した。
ふと手をみる。
ハリーの手ではない。ハリーの手より小さくて白くて・・・間違いなく自身に戻っていた。
フレッドとジョージに・・・見られた・・・!!!
が息を大きく吸ったとき、すっとフレッドの手がの口に伸びた。
「しーっ!!静かに、」
「???」
・・・?
「誰もハリーが君になったなんて気づいてないさ、僕ら以外は」
「ど・・・どういうこと?」
フレッドがにこりと笑った。
「が苦しがって気絶してもんだから俺が担いで波掻き分けて医務室に走りこんだのさ。
『俺とジョージ』、『ハリー』が逃げてもあんななかで気づくやつはまずいない。
ただ、ハーマイオニー達はなんだかショックを受けた顔をしてたけど、
人波で動けなかったみたいだけど」
ジョージがバトンを受け取った。
「俺達が走りこんで、『ハリー』はポンプリーに看てもらう。
元気爆発薬を飲まされそのまま眠る『ハリー』。
ポンプリーは俺たちの情報で、
試合で怪我をしたというスリザリンチェイサーのためにフィールドに向かう。
俺達はハリーを心配して、ベッドにを置いた瞬間だ。」
「「ハリーがになった!」」
こんな悲惨な物語、聞きたくなかった。
はただ、申し訳なさそうに下を向いていた。
試合に出たのが自分だと解ったら試合は没収され、グリフィンドールは負けだろう。
盛り上がるフィールドを想像して、は心が苦しくなった。
フレッドがぐいっとの顔を覗き込んだ。
「なんでそんな悲しい顔をしてるのさ?
君がハリーをやってたって、僕ら以外にはばれなかったんだから。
今もきっと暫くポンポリー帰ってこないからここから逃げられるし・・・」
は勇気を振り絞った。
「・・・『私』が『ハリー』の代わりに試合に出たのよ?
『貴方達』はそれを知ったわ・・・すぐに試合は没収よ」
フレッドとジョージが目を合わせて驚き、にやりと笑った。
「おいおい、。僕らが皆に言うと思うかい?」
「え?言わないの?だ、だってシーカーが入れ替わってたのよ?!」
ジョージが大声で笑った。
「言うもんか。僕らは全くだなんて解らなかった。
それくらい、ハリーの代理が上手く務められすぎていたんだ。
ハリーは『でられる状況じゃなかった』。
君は、『代理』だった。そうだろう?だったらいいじゃないか。
普通、スポーツでは『ベンチ』がいるんだ。」
最もだったが、それとこれとは別である。
がまた反論しようと息すったが、今度は双子は笑い出した。
「あっははは!自分が怒られるような状況を
わざわざ作ってください見たいな事言おうとしてるぜ?ジョージ!!」
「全く、相変わらず真面目で素直な人だな〜!!」
はやっと気づいた事がある。
ど、どうして・・・?!
「ふ、フレッド?!ジョージ、どうして私の名前を知ってるの?!」
双子は一瞬驚いて止まったが、更に大笑いを始めた。
「「ひ〜ひっひっひ!あはは、あはははは!!」」
「ちょっ!!わ、笑ってないで教えて!!」
涙を拭いながらフレッドがケタケタと言った。
「あははっ、女子の仲じゃ一番の人気。人望厚く誰からも慕われる素直で優しい性格。」
続けてジョージだ。
「成績優秀、内気で引っ込み思案だが特に箒は大の得意。それくらい僕らは知ってるよ。
話した事がなくても、どうしても見てるだけで微笑みたくなるって言うかね、目につくって言うか。
要するに気になる存在って感じだったのに、気づいてなかったみたいだぜフレッド」
「ちょっとでも意識させようと告白してくる奴等を皆振ってったのに、
どうして好きな子がいるって気づかないもんかね」
・・・・・
「えぇ〜?!?!」
待って、待って落ち着いて私!
・・・でもでも、これってどう考えても・・・
「「あ〜はっはは!」」
「あ!///な、なんで笑うの?!」
「だって、考えてる事バレバレなんだもんっ!」
う〜、そ、そりゃどうだろうけど・・・!!
な、納得いかない!!
「話したことも無いのに、好きになるなんて変!」
これ以上双子を笑わせてどうする、 ・・・
「その言葉、そのまま返すよ」
フレッドがヒーヒー言いながら言った。
なっ?!わ、私の気持ちまでばれてるの〜!?(慌てふためく)
「僕らはもともとが女子の相談とか乗ってあげてるのを見てていちょっと意識していた程度。
さっきまで普通に話したり抱きついてたのがそのだって知ったのはついさっきさ。
んで、僕らが君を好きになっちゃったのもついさっき。」
「さっきベッドに君をおこうとしたら落ちてきたんだよな、摩訶不思議。」
「え?」
フレッドがポケットから何かをだして、ひらつかせた。
「僕らって意外と心の中でひっそり想われてる方がときめいちゃったりして?」
言うまでも無い。そのひらつかせているものの向こう側でそれと同じように、
とびきりの笑顔で笑っているフレッドとジョージ。
「あああっ!!!!///」
の悲鳴も空しく、写真にはきっちりとの気持ちが書かれてしまっているのである。
≪愛するフレッドよジョージ、早く私の気持ちに気づいて!!≫