「!!!」

「はなして」

「くぁわいいなぁホント!!!」

「ひっっ!」

「髭ぞりぞりしちゃっ」




ごんっ!!!!




「無事か」

「ベン・・・おそい・・・・」

「悪かったな」

「お頭あ、いい加減それがに嫌われる由縁だって分かれよな」

「ちげえねえ」

「、そろそろ鍛錬の時間じゃ」

「うん!!」

「フルーツティー用意して待っててやるからな」

「やった!!」




無邪気に、笑って、

自分がいくつで、何のために彼の傍にいたのか、

忘れてしまうくらい。




「ベン」

「どうした?」

「あとでかしてほしい本があるんだけど」

「分かった。行ってこい。アジール爺さんが待ってる」

「行ってきます」

「〜〜〜〜」

「お頭は仕事だ」

「行ってらっしゃい」




清々しく手を振った。

だけれど君の、その赤い髪が眩しくて、

ーーーーーだった・・・・。








「なあ、起きねえぞ」

「そりゃあ。なあ?」

「どうしようかしら」

「の好きなものなんて分かんねえし」

「というか、此奴は彼奴等とは違うだろ」

「確かに・・・・」




美女は剣豪は肉はと叫び廻っている莫迦共と違い、

未だ当たり前のように気を失っている。




「!!!起きろこらっ!!!」

「止めろ!!」




ばっさばっさと肩を揺するルフィを、

とりあえず刀で殴っておく。

デコレーションもされずに、

ただ椅子にもたれ、静かに眠る。

いつものような笑顔も、話し声も聞こえない。




「置いていくっていう手もあるわね」

「いやだっ!!!」

「でも、彼が一気に起きる秘訣でも知ってるの?
ぐずぐずしてると航海士さんが危ないわよ?ルフィ」

「まあな。船が流される心配もないわけだが・・・・」

「いやだっっ!!!
絶対には置いて行かねえ!シャンクスから・・」




どごっっっ!!!




・・・・・・・・・・・・・・・。




皆の視線は、思いっきり振り下ろされた拳骨で、

無惨にも粉砕された壁へと突き刺さる。




「っ・・・あっれ?さっきシャンクスが俺に・・」

「!!」

「結局此奴も同じかよ・・・」

「特定の人なだけマシね」

「大丈夫か!?!!」

「あっああ。ルフィも無事みたいだな」




飛び付いてきたルフィを受け止め、

優しく頭を撫でながら、

夢の中での所行に、未だ怒りがおさまらない。

あの糞親父が。

人の服びりびりに破きやがって。

全世界のために、インペルダウンに繋がれるべきだ。




「っおまへっ・・・」

「どうしたチョッパー?ウソップも」

「なんでもねえ。気にするな」

「いや、号泣されてなんでもねえ筈ないだろう?」




どうした?と笑顔を向けてみても、

がたがたと震えるチョッパーとウソップは、

さらに縮こまるばかり。




「ホント、気にしなくて良いと思うぞ」

「ああ・・・・」