自然と一体になることは、どうしてこうも難しいのだろう。
その場にとけ込むことほど、
自分が得意とすることはなかった筈なのに。
「落ち込むことはない」
「でも・・・・」
「それぞれ得手不得手はあるものだよ」
「お前が言えたことか?」
「そうでした。師匠」
「師匠っていうなって言ってんだろ」
草木が揺れる。
空気を感じる。
流れに身を任せる。
嗚呼、そうか。
我が儘、知っちゃったんだっけ。
「そろそろ夕飯にするか」
「手伝います」
「いや、今夜は俺が捕ってこよう」
「師匠にそんなことさせられません」
「私も行く」
「はここで待っていてくれ」
「・・・・・・うん」
手を振った彼が、帰ってこないなんて事はないのだけれど、
それでも、不安なのは本当。
「仕方ない。火でも準備しておくか」
「そうですね」
「は・・・・」
「はい?」
「何故・・・・」
誰しも疑問に思うものなのだろうか。
貼られたレッテルだけに関心を持つなら、
まあ。
「なんで、でしょうね」
「?」
「カイトさんが、未知を求める理由くらい、分からないことです」
「そうゆうもんか」
「そうゆうものです」
この人は、死んで、しまう。
其処から貴方は、何を思うんだろうね。
ゴン。
「それは、の念か?」
「どう思います?」
「見ただけじゃわからんな」
「わたしの同行者です」
「どう・・」
いつでも、傍にいて。
独りに、しないで。
「同行者です」
「なら、俺のコレも、同行者、ということになるんだろうな」
「でしょうね」
「面白い考え方だ」
「そうですか?」
「めんどくさい同行者だがな」
笑って、ぶんっと振られた鎌。
クラピカの修行用に出していたというのは聞いていたにしろ、
その詳細まで知るわけがないが、
さっさと避けられるはずもなくて。
「うわっ」
「なっ!!」
それでもって、
こんな密林で過ごしたことなど無いもんだから、
地面の様子を把握しているわけでもない。
「頭をぶつけなくて良かった」
「いえ、反応鈍ってます。修行ちゃんとしないと・・・」
「いや、あれは完全に俺の責任だ」
悪い。
と、
とりあえず、を押し倒しているような体制を、
整えてから謝った方が良かった。
が、もう遅い。
「師匠?なにを・・・・・」