その日の夜、
ちゃんと言いつけどおり、
就寝時間前にスネイプの部屋の扉を叩いた。
「誰が、就寝時間ぎりぎりに来いと言った」
「就寝時間前には変わりないだろ?」
帰れと言っても帰らないことを知っているから、
茶を飲んだら直ぐに帰れとだけ言って、中へと招きいれた。
薬品が、少しばかり減ったような気がする。
「はい」
「どうやって淹れるのだ?」
「抹茶、飲んだ事ないんだ」
「あるわけがなかろう」
「そっか。じゃ、ちょっと苦いかもね。点てたげる」
杖を振って簡易茶道具を出すと、
棗から一掬い半。
湯を半分注いで、しゃかしゃかと音を立てる。
漂ってくる香りは、日本の座敷を連想させた。
「出来上がり!特性抹茶!!」
「作法などがあるのではないのか?」
「気にしなくていいっしょ。2人なんだし」
ゆっくりと口付けて飲むサマが、
あまりにも似合いすぎていて、
はごくりと生唾を飲んだ。
もう直ぐ君は、オレのものになる・・・・。
「うむ。悪くない」
「そう。気分は?」
「は?」
どくりと不自然に跳ね上がった心臓。
歪んだ視界の端に映るが、近づいてくる事だけがわかる。
ソファと丸机の狭間で、身動きの取れなくなったスネイプは、
に馬乗りになられてから、
距離感すらつかめていなかった事に気づいた。
「なに・・・を・・・」
「オレがさ、一番嫌いな客を取る時に服用するクスリだよ」
だからとっても強力で。
時を、彼の行為を、忘れさせてくれる。
ボタンを1つ1つ愛おしそうに外して行くの行為は、
全てが艶めかしくて、鼓動がまた、大きく跳ねた。
「落ちてくんないセブルスが悪い」
そう。全部、君の所為。
肌蹴させられた上半身の突起を甘噛みすれば、
漏れる声はアツクアマク。
掠れたようなその声を聞いただけで快楽を煽られるのは君だけ。
「やめっ・・・・っ・・・!!」
「名前。呼んで」
必死に押し返そうとしても、クスリの所為か、
身体に力がはいらない。
そっと触れられたトコロにびくりと跳ねる。
「ほら、もうこんなだ。セブルス、エロイね」
「ちがっ・・・っく・・・」
「違わないよ。ね、もう先走ってトロトロ」
弓なりになった背中。
口の中に含まれたスネイプの其れは、
どんどん大きさをましていく。
の呻き声が、また誘って、もっともっと。
いつの間にかの頭を抱え込んで、自分のものを出し入れさせる。
びゅくりと跳ね上がったそれから、溢れ出てた精液。
舐め取れぬ内から抜き取られたそれから溢れる白濁の液は、
の顔に飛んで、恍惚とした表情で見つめてしまっていた。
「嗚呼。もう限界」
自らのズボンも下ろして、
既にぬれている蕾へあてがう。
数日前は冷たい物しか詰め込まなかったソコへ。
スネイプの肉棒は先程達したばかりなのに、既にそそり立っている。
体温と脈が直に伝わってくるだけなのに、
それに刺激されて、の牡がふるんと震えた。
ならされてないうちから大きな物をくわえ込もうと、
ぎちぎちと音を立てるソコ。
羞恥の所為か朱くなったスネイプの顔がさらに朱くなり、
身体が跳ねるのと同時。
「うっあぁああ・・!!」
「あっつ・・・ちょっ・・・まだ・・・・・ああっ!!」
白濁の液がナカに吐き出される。
それの勢いで腰を沈めてしまったは、
まだ硬いスネイプを最奥まで一気に貫いてしまった。
「あっすごっっ・・・・・セブ・・・・」
「あっぅ・・・ぃあっ」
「直ぐに動いたげるから」
スネイプの腰を支えて、上下運動を繰り返す。
精液はとどまる事を知らず、
まだぐっちゃぐっちゃとナカで吐き出され続けていて、
飲み込めなかった分が、スネイプのペニスを伝って外へと流れ出ていく。
「あっああぁ・・・ぃひあっ・・・んあっ・・・・!」
「ああっ・・・ああぁぃひ・・・・うっ・・あ」
「イイっイイよぉ!!・・・ひっ・・・ああっあ!」
呂律が回らない。
激しく上下に身体をゆすり、出し入れを繰り返す。
涙と唾とでぐちょぐちょになった顔を見下ろして、また恍惚の笑み。
アツイアツイアツイ。
「もうっっ!・・・ああっっっつっ!!イッちゃぅああああっ!!」
びゅくびゅくと痙攣して飛び出したの其れは、
スネイプの腹に飛び散った。
ずるりと抜かれても、白濁の液を吐き出し続ける其れは、
もう、機械と変わらないのかもしれない。
何も考えられず、ただ快楽を求めるスネイプは、
自分の行動すら抑制できない状態で、
気付けばを組み敷いて、べとべとになったペニスを宛がい貫いていた。
「セブ!そんっ・・・ひぃあっ!!」
「っくう・・・あっああっ・・・うっくっっっっ!!」
「スゴィっ・・・!!セブの・・・またおっきく・・あん!!」
ぎりぎりまで抜き取って、最奥までつく。
イっているのかいないのかすら判らない常態で、
の中に吐き出し続ける欲望。
「あつっいよ!!・・・ああああっ!!せっえきが・・・もっ!!」
ぐちゅぐちゅ。ぐちゃぐちゃ。
融け混じる音が響く。
精液をあふれさせるスネイプのペニスをくわえ込んで、
いつのまにかもっととせがむように自分の腰も振っている。
床にしみを作っていく其れはとどまる事を知らない。
「きてっぇぇぇえ!!・・・セブっもっ・・・と!!」
「っくぅああぁあっ!!」
「いいっぃ!!ひっっあ!!あうっくっあああああっ!!」
幾度目かの体位の移動で、同時に果てた2人は、
その場で意識を手放した。
朝日を受ける前に、全てを綺麗に片付けて、
スネイプをベッドに寝かせたが、
ぽそりと謝罪を口にして、
彼の自室を後にしたのは、ずらりと並ぶ、薬品だけが見る事実。