「今日はベルと私が焼いたのよvさ、食べてvv」

「あの、ルッス姉さん」

「何?美味しくない?」

「いえ、とても美味しいです。甘さ加減も絶妙で。
ベルが手伝ったなんて信じられないくらい」

「ししっ。殺して良い?」

「ダメよ」




いつものように、3時のおやつを焼こうとキッチンへ赴けば、

はぐいっと引かれて、

俵担ぎにされ、

この、ザンザスの部屋に居座っている。




「もうちょっと別の連れて来かたなかったんですか?」

「姫抱っことかの方が良かった?」

「自分のナイフでサボテンになって下さい」




出されたチョコチップクッキーは美味しい。

とても美味しい。

後ろでキモイピンクいオーラを放っている奴が居なければもっと。




「、マーモンに告白しないの?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」

「好きなんだろ?」

「王子は楽しんでるだけでしょう」

「だって、お前等のことなんかどうでも「ベル?」

「めっちゃ心配」

「・・・・・・・・・」

「他でやれ」

「ボスは黙ってなさい」

「ルッス姉さん・・・・」




どうやらルッスーリアのボスへの愛も、

の恋路の前では霞んでしまうらしい。

女の子は人の恋路が大好きだから。




「私は、マーモンのこと、
監禁したいくらいに好きですけど、
それは可愛いものを愛でる思考なので、
ルッス姉さんの期待には添えないかと・・・・・」

「(・・・・素直じゃないわね)」

「マーモン振られてやんの!じゃ、オレのモノになる?」

「寝言は寝て言ってください」

「もう。じゃあ、スクアーロと水やりでもしてきて頂戴」

「おい」

「生きたいわよね?」

「(今絶対行きたいの字違った・・・・)行くぞお」

「あ・・・はい。でも1人でも・・」

「早く終わらせて、次のショッピングの計画立てましょ」




半ば引きずられるようにザンザスの部屋を後にして、

は中庭へと赴いた。




「むくわれないわね。マーモン?」

「余計なお世話だよ」

「つうか、先輩も絶対の事気に入ってるよな」

「うかうかしてたらとられるわよ?」

「ボクにどうしろっていうのさ」

「少しはレヴィを見習いなさい」




ボスに、うざいくらいの・・いや、

うざい事この上ない愛を振りまいているレヴィ・ア・タン。




「ボス、紅茶の用意が出来ました」

「置いておけ」

「(ボス、ボスの指が・・・指がっっ俺のっっっっ!!!!!)」



「死んでも御免だね」

「変態になれなんて言ってないわよ」

「素直になれって」

「ベルには言われたくない」




紅茶のカップを渡しただけで頬を紅潮させ震えている変態は、

速攻で視界から追い出して、

目の前に置かれた珈琲に口を付ける。



ふと窓の外を見やれば、が楽しそうに、

ホースをスクアーロに向けていた。

花に水をやりに行った筈だが・・・・。




「お菓子が美味しいだけだよ」

「意地っ張り」

「五月蠅い」




「あれ、マーモン。レモネードはいいんですか?」

「・・・さっきまで水やってたんじゃないの?」

「スクアーロがべちゃべちゃになっちゃったんで、タオルを取りに」

「お前がやったんだろうがあ!!」

「ごめんなさいって。風邪引くからお風呂暖めておきますね」

「さいしょっから水なんてかけるなあ」

「面白くて」

「おい」




笑っている、

君が、

とても・・・・。




「スクアーロ、珈琲と紅茶どっちが良いですか?」

「珈琲」

「じゃ、淹れてきます。ついでにレモネードも」

「・・・・・・・・ありがと」




ぼそりと、呟いた感謝の言葉は、

彼女に聞こえただろうか。

ぱたんと扉が閉まって、頬が紅潮するのが分かった。




(よく頑張ったわね!!マーモン偉いわ!!!)
(むっ!何するのさ!!)
((戻ってくるかとか考えろよ))